ふとん工房・帯屋は、三重県桑名市で寛延4年（1751年）に創業された老舗オーダーメイドふとん専門店です。
帯屋のふとんは、すべてオーダーメイドです。お客様からご注文を頂いてから、お客様に最適なおふとんをおひとつ、おひとつ真心を込めて手作りしています。

帯屋のこだわり

１．ふとんの作り置きをしません

生まれたばかりの赤ちゃんから、年齢を重ねて身体の負担をできるだけ和らげたいお年寄りまで、年齢が違えば、最適なふとんの柔らかさや厚みなどは異なります。また、住まいが一戸建てなのかマンションなのか、畳に敷くのかベッドなのかなど、住環境が違えば、お客様が求めるものは異なって当然です。既成品のふとんでは、すべての人が満足できる睡眠環境を実現することは不可能です。だから、帯屋はふとんの作り置きをしません。

２．安心・安全な素材を使います

ふとん工房・帯屋では、素材の安心・安全に徹底的にこだわり、体や肌に、もっとも安心で安全な生地・素材を使用しふとんをお作りしています。その一例が、ふとんの側生地に、安心・安全な世界基準の「エコテックス・スタンダード１００」認可を受けたものを使用していることです。

日本の環境に最も合うものは、日本の素材だとは限りません。国内の素材・技術だけにはこだわらず、海外に出向き、自分の目で見て触って良いものがあれば、積極的に取り入れるようにしています。

３．日本の気候にあった通気性の良いふとんを届けたい

人は寝ている間に大量の汗をかきますので、ふとんの側生地には優れた調湿性・通気性が求められます。なぜなら、側生地の通気性能によっては、蒸れて睡眠の質を低下させ、知らず知らずのうちに身体にストレスを与えてしまうこともあるからです。ところが、実際に日本で販売されているふとんの多くは、通気性に優れた素材ばかりではありません。特に羽毛布団はそうです。

羽毛布団には、羽毛が飛び出さないように樹脂加工をした生地が一般的に使われます。それは、日本人は羽毛布団の中身の羽が飛び出すのを嫌う傾向があるからです。しかし、樹脂加工をすると、しない場合に比べて自由に通気がしにくくなり、汗で蒸れやすくなります。

帯屋は、眠りにおけるふとんの通気性の大切さをご説明して、日本の高温多湿の気候に適した通気性に優れた側生地をお勧めしています。帯屋が自信を持ってお勧めする側生地は、ドイツの側生地メーカーで直接買い付けているもので、安心・安全な世界基準の「エコテックス・スタンダード１００」認可を受けています。

４．生産・加工はすべて自家工場で

ふとん工房・帯屋では、ふとんから座布団・枕に至るまで、自家工場にて打ち直し・仕立て直し・生産を行っています。最近では機械化が進み、生産・加工を委託する店も増えていますが、手間暇を惜しんでは、本当に良いふとんは作れません。ふとんは使用しているうちに経年変化をしますので、長く使用していただけるふとんを作るには、長年の経験で培った感覚や、手作業でしかできない技術が必要です。すべての工程を自分の目で見て、手を動かしてこそ、お客様に長く愛着をもって使っていただけるふとんができると思っています。

５．製造販売を一貫して行い中間コストを省きます

帯屋の羽毛ふとんに使用する羽毛はドイツの羽毛メーカーから直輸入し、側生地は直接ドイツの見本市で買い付けたものを使用しています。製造から販売まで、一貫して行っているため、輸入商社・ふとん製造メーカー・卸問屋などの中間コストがかからないので、より質の高い製品をお値打ちにご提供することができます。

帯屋四代目「稲垣雅彦」のプロフィール